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高さ15m程度になる落葉性の高木です。
過日は直径約2cmの球形で、熱すと黄褐色になり、実の中には黒くて固い種子が1個あります。
この種子は、正月「羽根つき」の羽根の玉に用いられます。
また、果皮は、水に溶けて泡を出す物質のサポニンを含んでいるので、昔は石鹸の代用に使われました。
無患子は、読んで字のごとく「子が患わ無い」という縁起の良い木としても知られており、羽子板は無病息災のお守りとされ、蚊を食べるトンボに似せた羽根を正月に突くことで、夏、蚊に刺されないと言われるなど、厄除けとしても羽子板が使われるようになりました。 |
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